roundabout

お問合わせ

tel 03-5454-9687(土・日・祝日を除く平日 10:00-18:00)

お問合わせフォーム

検索

導入事例レポート

株式会社東急ホテルズ様

「スマホサイトの利用率が高まっても、ケータイサイトを利用するお客様がいる限り、ケータイコンテンツをないがしろにはできません。ラウンドアバウトにより、スマホとケータイ、どちらのお客様にも満足していただけるコンテンツを配信できるようになりました」

  • 株式会社東急ホテルズ
  • マーケティング&セールス部 営業企画戦略課長 秋元 成康氏
  • マーケティング&セールス部 営業企画戦略課 マネジャー 原 恵美子氏
  • マーケティング&セールス部 営業企画戦略課 アシスタントマネジャー 相馬 克俊氏

全国でホテルを展開する東急ホテルズ。同社では、スマートフォン向けコンテンツをラウンドアバウトクラウド(以下、ラウンドアバウト)を利用してケータイコンテンツに変換し、配信しています。ラウンドアバウトを導入した経緯と効果について、詳しく伺いました。

東急ホテルズ

<東急ホテルズについて>

全国で約50店舗、約13,000室を運営・管理。最上の和らぎをお届けするフラッグシップホテルの「ザ・キャピトルホテル 東急」をはじめ、優雅な滞在をお約束するラグジュアリーホテルの「東急ホテル」、洗練された現代的なスタイルの「エクセルホテル東急」、アクティブなビジネスパーソンをサポートする「東急イン」、非日常の贅沢なくつろぎを提供する「東急リゾート」、ゆとりと機能が融合したハイグレードなビジネスホテルの「ホテル東急ビズフォート」という5つのブランドを中心にホテルチェーンを展開している東急ホテルズ。東京急行電鉄株式会社を中心とした「東急グループ」のホテル事業を担っている(本社所在地:東京都渋谷区)。

【利用状況】
スマートフォン向けコンテンツをケータイ向けコンテンツに自動変換し、1つのアドレスで配信

— ラウンドアバウトをどのように利用していますか。

当社ではWebサイトを通じて、全国の東急ホテルズの宿泊予約をはじめ、季節ごとの宿泊プランやキャンペーン情報などを配信しています。現在、PC向け、スマートフォン向け、ケータイ向けのコンテンツを配信しており、スマートフォン用にはiPhone/Android端末用の予約システムも提供しています。

ラウンドアバウトを利用して、スマートフォン用に用意したコンテンツをケータイの各機種用に変換し、1つのアドレス(http://mobile.tokyuhotels.co.jp/)でスマートフォンとケータイ、どちらからでもアクセスできるようにしています。 コンテンツの制作から配信までの流れは次の通りです。

  • CMSで スマートフォン向けコンテンツを制作(PC用のコンテンツも同じCMSで管理・制作)。
  • 制作したスマートフォン向けコンテンツをラウンドアバウトに出力。
  • お客様がモバイルサイト(http://mobile.tokyuhotels.co.jp)にアクセスしたとき、ラウンドアバウト上で各ケータイやスマートフォンの機種ごとに最適化されたコンテンツに変換され、配信。
東急ホテルズモバイルサイト

ラウンドアバウトで変換・配信されているスマートフォン向け(左)とケータイ向け(右)コンテンツのサンプル画面


【導入前の課題】
スマートフォン向けコンテンツは不可欠だが、人員や作業量を増やすことは難しかった

ラウンドアバウトの導入事例取材に答える秋元氏

「サイトの運営に当たり、利用シーンにあったスタイルで情報を提供すること。そしてブランドイメージも重視しています」(秋元氏)

— Webサイトを制作・運営するにあたり重要視しているポイントを教えてください。

当社では、代理店経由や電話などでも予約を受け付けていますが、Webサイト経由で予約をしていただくお客様の数は年々増加しています。そのような状況下、次の3つの点について注力しながらサイトを運営しています。

  • 機能や利便性を高めること
  • PCとモバイル、それぞれ利用シーンに合ったスタイルで情報を提供すること
  • 「東急」および「東急ホテルズ」というブランドを高め、訴求するためのイメージを重視

— 東急ホテルズにおいて、ラウンドアバウトを利用するようになった経緯を教えてください。

当社では2003年にWebサイトを開設しました。以降、出先からでもお客様が部屋の空き状況を調べたり予約をしたりしていただけるよう、2005〜2006年にかけてケータイ向けコンテンツの配信を開始しました。その後、2011年4月にPCサイトの主なコンテンツをスマートフォンで閲覧した際、違和感なく表示されるようサイトの最適化を行ないました。それだけでは、十分ではなかったが、ユーザビリティを考え、まずはすぐにかつ手間をかけずに対応できる方法として導入しました。

その一方、今後スマートフォンの普及がさらに進むことを考えれば、スマートフォンに最適化したコンテンツを新たに用意する必要があることは間違いなく、さらに利用シーンを考えれば、PC向けとスマートフォン向けのコンテンツを同じ内容にするのではなく、モバイルで利用されるケータイ向けとスマートフォン向けのコンテンツを同し内容するべきだとも考えていました。

ところが、従来のPC向け/ケータイ向けのコンテンツに加え、ケータイサイトと同じ内容のスマートフォン向けのコンテンツを追加で制作・管理するとなると、担当者の作業負荷が大きくなってしまい、従来どおり社内だけですべてのサイトを制作・管理し続けることは難しい状況でした。

そんなとき展示会でラウンドアバウトの存在を知り、「携帯でも見えるスマホサイト」という独自のアプローチに強く興味を引かれました。

【選定理由】
「携帯でも見えるスマホサイト」なら、PC、スマホ、ケータイ、3種類のコンテンツ制作・管理にかかる負荷を大幅に軽減できる

ラウンドアバウトの導入事例取材に答える原氏

「機種ごとの最適化をラウンドアバウトが自動で対応してくれるので、作業負荷を大幅に軽減できました」(原氏)

— 「携帯でも見えるスマホサイト」というアプローチのどこに興味を持たれたのですか。

ほかの会社のソリューションは、「ケータイ向けサイトをスマートフォン向けに変換する」というものばかりでした。ケータイ向けのコンテンツは、できるだけ多くの機種で確実に表示されるよう、表現や容量に配慮してコンテンツを制作しなければなりませんので、「ケータイ向けサイトをスマートフォン向けに変換する」だけでは、スマートフォンで見たとき物足りないサイトに見えてしまったり、スマートフォンの使い勝手や表現力を生かしたコンテンツも制作したりすることはできません。

一方、「携帯でも見えるスマホサイト」であれば、今後、利用者が増えていくスマートフォンをご利用のお客様向けに表現力豊かで、使い勝手の良いコンテンツを制作することができ、かつケータイを利用しているお客様にも不便をかけずに済むと考えました。

— そのほか、ラウンドアバウトを導入するにあたり、評価したポイントや導入を決定した要因などがあれば教えてください。

運用に関して、クラウドサービスであることからサービス利用開始時にサーバやソフトウェアを新規に導入する必要がなく、導入後も機器のメンテナンスなどが不要なので、スピーディにサービスの利用を開始でき、システムを運用する負荷もかかりません。

またコンテンツの制作以外にも、スマートフォンとケータイ、両方に共通のURLアドレスで対応できるで、メールマガジンなどにリンクを設定する際に1種類のアドレスを記載すれば済みますし、逆にスマートフォン向けコンテンツには表示されるけれども、ケータイ向けコンテンツには表示されないようにするなど、きめ細やかな設定ができるところも、ラウンドアバウトが優れているポイントだと判断しました。

また、ラウンドアバウトは大手企業における導入実績が豊富で、シンメトリックの対応も丁寧でスピーディなので、サービスとしても取引相手としても信頼できると判断しました。

【導入効果】
スマホ対応を実現するとともに、コンテンツの制作・管理業務全体を効率化

ラウンドアバウトの導入事例取材に答える相馬氏

「ラウンドアバウトを利用することで、ケータイ用サイトの表現力も向上しました」(相馬氏)

— ラウンドアバウトを利用するにあたり、準備したことはありましたか。

コンテンツを制作・管理しているCMSとラウンドアバウトを連携する仕組みを用意しました。CMSの構築・運営のサポートをお願いしているベンダーとシンメトリックが連携を取りながら作業を進めてもらえたので、スムーズに進めることができました。また、事前に変換の結果を確認できたので安心して導入作業を進めることができました。

— ラウンドアバウトを導入した効果について教えてください。

CMSからスマートフォン向けのコンテンツを出力するだけで、スマートフォン向けサイトとケータイ向け、両方のコンテンツを配信できるようになり、コンテンツを一元的に管理できるようになりました。

しかも、ラウンドアバウトがケータイの各機種に対応した形式に自動変換してくれるので、 これまで煩わしかった機種ごとの差異や最適化という部分を意識する必要がなくなり、制作・管理業務が効率化されました。

また、スマートフォン基準で制作したコンテンツがほぼ同じイメージでケータイ向けサイトでも表示されるので、以前よりも表現力が向上したこともラウンドアバウトを導入した成果の1つです。

— お客様からの何か反応などはありましたか。

特に反応はないというのが現状です。クラウド型のサービスでコンテンツの変換も行われるので、導入前はアクセスが集中したときにパフォーマンスに影響が出ることもあるかと思っていましたが、現状、そのようなことでクレームが入ることもなく、アクセス数が減っているわけではないので、問題がないから反応もないのだと解釈しています。使い勝手が悪くなったり問題が発生したりしていれば、すぐに何らかの反応がありますので。

【今後の展開】
未だ多いケータイからのアクセス。ラウンドアバウトを利用してケータイ向けコンテンツの配信を継続

— 今後の拡張予定などあれば教えてください。

サイトのアクセスや予約数などはスマートフォン経由の数が確実に増えていますので、スマートフォン向けのコンテンツにはより注力していく必要があると考えています。

一方、ケータイからのアクセスもまだまだ多いので、ラウンドアバウトを利用して今後もケータイ用の配信を継続していく予定です。

— ラウンドアバウトおよびシンメトリックへの期待などあればお聞かせください。

トラブルがなく順調に稼働しているので、今後も安定してサービスが利用できることが一番の期待です。


TOP